ご挨拶
当社の創業は昭和11年(2.26事件が勃発した年)に先々代当主が日本で初めて成型合板の技術を応用し、首木(くびき)を製造し始めたことがスタートです。
成型合板とは木材を2ミリ厚にスライスした単板を高周波加熱し積層接着したものです。この加熱接着時に曲げ圧力をかけて曲げ木を作りました。当時は農耕用に牛が使われていましたが、鍬を引っ張るために牛の首に掛ける曲げ木(首木)が必要でした。流木等の曲がった木や板を曲線状に切り抜いたものしか無かった時に、工業生産により、品質の安定した首木を大量に供給してまいりました。当時の農業生産の拡大に多少とも貢献出来たことを自負しております。
時代はめまぐるしく変わり、必要とされるものも劇的に変化してきました。しかし生活の中で真に必要なもの、また長く愛用出来るものはそれ程変わっていないのではないでしょうか。当社は本当に必要なもの、長く愛着を持って満足して使って頂ける商品づくりをめざしております。
当社が標榜している目標は、何といっても「良品を作ること」です。
木質製品を作るメーカーは数多くありますが、当社ほど生産工場現場が綺麗な工場はないと自負しております。木工場のイメージは、「木屑が散乱している、材料か製品か分からない木材が工場の壁にいっぱい立てかけてある、埃っぽい等」悪いものが多いのではないでしょうか。当社は良品を作る為、そうした木工場の陥りやすい環境を努力して改善してまいりました。品質確保の第一歩はそうした整理整頓です。その基礎の上に技術を磨き、卓越した商品づくりに邁進しております。
お客様に満足して長く使っていただける商品づくりに、当社社内では今日も先を見て日々努力中です。

平成28年2月1日
マルタ工業株式会社
代表取締役 丸田 順登
マルタ工業株式会社経営の基本理念
1.“快適な空間を創造し、人に愛される事業を築こう”
1.“技術を磨き、卓越した品質の商品を作ろう”
1.“先を見て、知恵と努力で日々挑戦しよう”
1.“社会に貢献し、株主及び全社員の利益を実現しよう”